フィリピンから
こんにちわ。



通信0号

 フィリピンは5月のいまが、盛夏、そして夏休みシーズンとあって、ハロハロの売れ行きがいいようです。街角の屋台で、ファーストフードの店でおいしそうに食べている姿をよく見かけます。ハロハロとはごちゃ混ぜのこと、ナタデココ、紫色のウベアイス、甘い煮豆、ゼリー、くだものなどとコンデンスミルク、かき氷の入った冷たいおやつがそう呼ばれています。豪華版になると煮豆やくだものなどの種類も増えて、“具”も10種以上に。
 ハロハロは、しばしばこの社会を表現する言葉にもなっています。人口8000万人のフィリピン共和国は、多民族・多文化社会を形成していますが、一方で、都会と農山村の消費のアンバランス、所得の高い層と低い層の二極化、ジェンダー格差、アジア的であり米国的など、いろいろ混ざり合っているように見えます。それでいて、それぞれに存在感があり、それゆえに社会に活気と混乱、時にあきらめが混在しているようでもあるのです。
 フィリピンに滞在して1年。職場以外でも、頼りになる友人たちと出会うことができて、ハロハロ社会の中で、いろいろな仕事をしながら暮らす人たちを知る機会が、少しずつ増えてきました。今後、そんな人たちの様子を、ときたまマニラから発信していきます。

大塚朋子
2004年5月20日


90日間の長い選挙期間中、町には候補者のポスターがあふれた。大統領選のほかに副大統領、上下両院議員、地方議員、首長の選挙も同時に行われ、支援者たちの応援も過熱し、全国で114人が死亡したと各紙が報道した。結果は現職有利でアロヨさんの続投がほぼ決まりそうだ。
スイカやマンゴ、バナナ、ピーナッツなど単品で道端に店を張る小売が実に多い。このスイカ屋さんも半年前の開業当初は小さかったが、そのうちビニールシートで囲いができたり、“切り身”を並べる棚を置いたり、スイカの在庫も増えて、商売は順調のようだ。
3月8日は国際女性デー。マニラにある8000人収容のアラネタ・コロシアムは女性たちでほぼうめ尽くされた。 今年のテーマは、グッド・ガバナンス。そして何よりの ハイライトは、女性議員たちの立会いのもと、アロヨ大統領がDV防止法(女性配偶者と子ども虐待防止法)に署名し、即日、施行されたことだった。
マニラから北に車で6時間ほどにあるバギオは標高1400?。野菜、果物、花卉などの生産地でアグリビジネスが盛ん。バギオ・ブランドは少々、高値がつく。“とちおとめ”のような大粒で甘いイチゴは特に、人気だ。
バンカボートは、昔あった原動機付き自転車の船版のような手軽さで、島びとたちの足になっている。島巡りやダイビングなどにも欠かせない。左右に張り出したアームが波に乗って海上を走る姿はアメンボウのようだ。


発信:おおつかともこ

国際協力機構JICA専門家として、
フィリピン女性センターに派遣中。